画像が不鮮明あるいは甘いとき、その原因はさまざまありますが、ぼけとぶれは代表的な要因です。
その他では、逆光でレンズに斜光が差し込むような場合(フレア)にコントラストが極度に低下して画像が不鮮明になったり、カメラやレンズの不具合による場合が代表的でしょうか。
ピンぼけ・手ぶれレスキュー(あるいは類似の)ソフトウェアを利用するのでない場合、不鮮明あるいは甘い画像に対するレタッチは、アンシャープマスク以外に頼るものがないのが普通です。 アンシャープマスクは素直な効果の得られる便利なフィルターですが、しかし画像の局所的コントラストを強調する処理に過ぎません。 ぼけやぶれを対策するフィルターではないのです。
画像が不鮮明あるいは甘く、その理由がはっきりしないとき、ぼけとぶれをまず疑ってみる価値があります。 画像を目で見て、ぼけにもぶれにも見えなくとも、実際はピンぼけ手ぶれしている(適切に補正した結果を見て気づく)ことが少なくありません。

一見甘いだけに見える画像(左)を、フィットフォーカスフィルター(中央)とシェイクキャンセラーフィルター(右)を施して比べてみたところ。
この画像の場合、軽いピンぼけと軽い手ぶれが複合していたため、フィットフォーカスフィルターの結果(中央)が一番すっきりした。
このような画像では(ピンぼけの有無に関わらず)フィットフォーカスフィルターの方がくっきりするのが普通だが、純粋な手ぶれ画像に対してはシェイクキャンセラーフィルターの方が余計な強調のない、とても高品位な結果を得られることが多い。
そのときどちらを選ぶのが良いかは画像の用途やサイズによるが、最終的には好み次第である。
ピンぼけ・手ぶれレスキュー Ver.3 には、ピンぼけ・手ぶれ補正のためのフィルターが多数用意されています。
それぞれのフィルターに特徴があり、画像や現象の状態によって適不適があります。
フィルターによっては指定するパラメーターが多いなど効果的な利用のためには慣れを要するものもありますが、フィットフォーカスフィルターとシェイクキャンセラーフィルターは簡単な指定だけで(あるいは初期値のままでも)簡単に効果を得られるフィルターです。
はじめての方は、純粋な手ぶれなら、
シェイクキャンセラーフィルター、
その他のピンぼけ・手ぶれには、
フィットフォーカスフィルターのご利用をお薦めします。
被写体ぶれは原則としてこれらのフィルターでは補正できませんが、それでもなんらかの(あるいはある程度の)効果を得られることも少なくありません。 たとえば、ピンぼけか手ぶれか被写体ぶれか良くわからない場合でも、フィットフォーカスフィルターやシェイクキャンセラーフィルターを、ともかく試してみてはいかがでしょうか?